ACIMタッチアンドゴー

奇跡のコースに復帰してのあれこれ

芸術家のお友達に会えたこと

4/28。

さてGWの小旅行のもうひとつの目的は、ほぼ20年ぶりとなる友達と再会することでした。20代の頃、ひとり旅で日本中をウロウロしてた頃に出会った先輩で、仮にポタさんと呼ぶ事にします。

 

ポタさんはなかなか波乱万丈な人生を生きてきたひとです。日本人としては数少ない挑戦に成功しており、一部の間では伝説となっています。実は、外観からは想像もできないような(まるでパラのアスリートのような)身体的ハンデがあるのですが、そのような逆境を微塵も感じさせない、明るく穏やかな雰囲気を昔からまとっていました。

私は昔からそんなポタさんが好きで尊敬していたのですが、自分の離婚前後の暗黒時代が長すぎて、気がついたら一度も会うことなく20年近く経過。。。だけど今なら会いに行けるような気がする!

 

超久々に再会したポタさんは見た目も雰囲気も全然変わってなくて、年齢を感じさせないままでした。 新居で家族と仲良く暮らしている彼は、芸術作品の制作を生業としています。私は今まで、彼のアーティストとしての側面を全く知らなかったので、今回初めて彼のアトリエを見学させて貰い、その作品をみて本当に驚きました。彼のこんな才能のこと、全然知らなかった!

 

しかも今回初めて、互いの心の旅について言葉を交わす機会があり、彼の知られざる内面に初めて触れて驚きました。実はポタさんは過去に2度の離婚を経験しており、今の奥さんとは3度目の結婚です。なかでも最初の離婚はかなり衝撃的なシチュエーションで(妻が突然出て行き外国の男性と暮らし始めた)、その時に彼が実際にどう感じたかを聞いたのはこれが初めてだったかも。。。

 

妻が他の男性のもとに去るという事態に直面した時、彼はしばらく鬱状態になったと言います。うんうん、ここまでは私も同じだったから分かる気がする。だけど、私と大きく違っていたのはその後でした。

「彼女が去ったあの頃の自分は、何にも意味を見出せなくて、ひたすら鬱なまま無為に日々が過ぎ去る毎日だったけど、縁があってアート作品を制作する工房で道具を使わせて貰えることになったんだ。そこで制作に没頭するようになった。手を動かしていれば嫌な事を忘れられるからね。そしたら不思議なことに、夢中で作品を作り続けてるうちに、だんだん心が晴れてきたんだ。何故かは分からないよ。だけど自分は芸術によって救われたと思ってる。今でも作品を作り続けてるけど、楽しくて仕方がないんだ。そして今の奥さんがこの工房の立ち上げに協力してくれた。可愛い子供も授かり、本当に感謝しているよ。外国で別れた昔の奥さんともたまに連絡をとっているしね」

 

し、しらなかった。。。!
ポタさんがそんな体験を経て今に至ってたなんて。(゚o゚)

 

そして気づきました。そりゃ20年近く会えなかった訳だ。どう考えても、怒ったり恨んだりしてばかりいた私に、ポタさんに再会できるだけの心の準備が出来ていたとは思えません。でも、今なら彼の話を受け入れられる気がします。(むしろ今だからこそ、その芸術的な創造の泉にあやかりたい。笑)

 

私も、毎日のように絵を描かずにいられなかった頃は、確かにポタさんの言うような感覚を味わっていたと思います。とはいえ自分にとって、その喜びはもはや大昔の記憶でしかないけど。。。今になってようやく、そこに戻りたいと思いはじめていますが、まだどうすればいいか全然わかんない。orz

アートは確かに二元的なものかも知れないけど、そこにポタさんが言うような喜びがあるなら、それは天国の記憶を反映した象徴なのかも知れないと思います。(例えばワプニック博士がベートヴェンやワグナーといった音楽家を愛した理由もそこにあるんじゃないかなあ)

そして長い年月を経たいま、芸術家であるポタさんに再会出来たことは、うまく言えないけど、自分にとってもひとつのお祝いだったかも知れません。

 

ポタさんは近々、東京で初の個展をひらくそうなので、その時にはぜひ駆けつけたいと思っています。