ACIMタッチアンドゴー

奇跡のコースに復帰したのが奇跡

きっと、うまくいく (3 idiots)

8/4。
最近メールを下さった学習者のSさんが「きっと、うまくいく(3 idiots)」というコメディ映画を紹介してくれた後で、マイティさんの過去記事でも同じ映画の素晴らしい紹介があった事を思い出しました。2人の学習者さんがオススメしているなんて、これはもう観るしかない!

実は私、ボリウッド映画を観るのは今回が初めてでした。でも最初に見たのがこれで本当に良かった!
コメディにもいろいろあるけど、これはしっかり笑えるし、主人公のふざけた天才っぷりが痛快で、いろいろ事件もあるけど人情味ある解決が素敵です。しかも、ただ笑わせるだけではなく、いつのまにか現代社会のあり方や、人生をどう生きるかといった根源的なテーマについて考えさせられているという奥行きもあり。すごい。

邦題が「きっと、うまくいく」となっているように、この映画では「All is well」というセリフが何度も出てきます。恐れの克服というのはこの映画のテーマのひとつであり、特にピンチに陥った時に、天才学生のランチョーが「All is well, all is well...」と呪文のように唱えるシーンがたくさんあります。

これについてランチョーが友達に説明していた内容が印象的でした:
「心はとても臆病だ。マヒさせる必要がある。困難が発生した時にはこう唱えるんだ。All is well, all is well(うまーくいーく)」「困難が去る?」「無視する勇気が出る。憶えておけ。ここはひどい所だから」

これって単なるおまじないかも知れないけど、見方によっては一歩退いて聖霊に判断を委ねる姿勢と重なるような気もしました。上記の短いやりとりで「動揺の正体というのは心であって、出来事そのものが問題なのでない」という事を表しているように思えて鋭いなーと思ったからです。インド人の生活にはこういう叡智が行き渡っているのかな。

もちろん映画そのものはバリバリに現世的な幸せを追求する内容だし、悪いやつにはバチが当たるようになってるし、そういう意味では非常に分かりやすいストーリー仕立てなので、誰でも楽しめると思います。同時に、ランチョーの何気ない一言とかに含蓄があったりするので、深みのある映画が好きな人にも合うんじゃないかな~。

というわけで、緻密なプロットとハイレベルな演技が組み合わさった、エンターテインメントの真髄を全部盛りしたような映画でした。なんと3時間もある映画なのに、うっかり2回(=6時間)も観てしまったという。。。

皆さんがオススメするだけあって、本当にすごく後味の良い映画で良かったです。ご紹介いただき、ありがとうございました!